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レポート・コラム
2021/01/08
こんにちは!三井物産インシュアランスです!
ここでは、保険に関する豆知識やお役立ち情報について、テーマごとにご紹介をしたいと思います。
皆さまの業務のご参考になりますと幸いです。
初回のテーマは、企業向けの保険のうち特に「火災保険」にフォーカスを当て、全4シリーズにて解説していきます。
みなさんの会社の保険で「保険料高くないか?」「いざという時に本当に補償されるのだろうか?」と疑問や不安に思ったことはありませんか?
保険の内容を理解するだけでも一苦労なのに、それが適正かどうかなんて分からないですよね。そうなんです、だからこそ気づかずもったいない保険のかけ方をしてしまっているケースがよくあります。
初回の今回は、もったいない保険のかけ方を3つ解説していきたいと思います。
目次
1)保険をかけるべき金額を把握していない
2)本当に必要な補償が何か分かっていない
3)拠点の数だけ保険を契約してしまっている
4)まとめ
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もったいない保険とは
冒頭記載した「もったいない保険」ですが、本記事では以下のように定義します。
・保険料(掛け金)を抑えることが可能な保険
・いざという時に補償されない保険
必要な補償を適正な保険料で契約することが最も良い契約といえます。
実際にはそうなっていない「もったいない保険」が特に火災保険で起こり得る理由は大きく3つあります。
1つ目の理由は「保険をかけるべき金額を把握していない」ためです。
火災保険は、火災等の事故で自社の固定資産が破損してしまった場合の復旧費用(修理費用や買い直し費用)を補償する保険です。固定資産の金額が高ければ、保険をかけている金額も高くなり、保険料も高額化し、逆もまた然りです。
では、ここで2つ質問です。
① 火災保険で補償する金額を設定する際に固定資産の金額を基にしていますか?
② 固定資産の金額は何を基に算出していますか?
ここで「あれ?」と思った人は要注意です。
正しい金額の保険を契約出来てない可能性があります。
もし金額に誤りがあると保険料が高額化したり、いざという時に保険金を一部しか受け取れないことがあります。
この保険をかけている金額を専門用語で「保険金額」といいます。
保険金額を適正化するための方法については、シリーズ②『火災保険に必須の「資産額」を正確に把握する方法』にて解説しています。
2つ目の理由は「本当に必要な補償が何か分かっていない」ためです。
みなさんの会社では何を基準に補償を決めていますか?とりあえず充実した補償の保険を選んだり、反対に極端に補償を薄くして保険料を安くしていませんか?
本質的な考え方として、自社にとって必要な補償のみを漏れなく契約することが重要です。こうすることによって、必要以上の保険料を払わずに、いざという時に保険金を受け取れる状態を作ることが出来ます。
ではどうするかですが、自社のリスクを全て洗い出して必要な補償を見極める必要があります。言葉で表すとこれだけなのですが、そこはリスクマネジメントのプロである保険代理店などに手伝ってもらうことをおすすめします。
詳細は、シリーズ③『火災保険に必要な補償を見極める方法』にて解説いたします。
3つ目の理由は「拠点の数だけ保険を契約してしまっている」ためです。
保険は規模が大きくなればなるほどメリットを享受出来ます。つまり契約を一つに纏めればそれだけメリットがあるということです。
・保険料が割安になる
・契約更新が一度で済む
・特殊な補償を追加出来るようになる
特に火災保険では、一つの会社で複数の契約をしてしまっているケースが多くあります。火災保険は拠点毎・建物毎に契約するものだという先入観があるためだと思います。
実際には火災保険は全ての拠点を一つの契約で纏めて補償することが出来ます。具体的な手順については、シリーズ④『火災保険を一つに纏める方法』にて解説いたします。
今回は「もったいない火災保険を契約してしまう理由3選」を解説してきました。
まとめると
・保険をかけるべき金額を把握していない
・本当に必要な補償が何か分かっていない
・拠点の数だけ保険を契約してしまっている
ということでした。
みなさんの会社の火災保険が現行どのようになっているか確認頂き、当てはまっている項目については解決策の記事についても読んで頂けたらなと思います。
また、三井物産インシュアランスまでご連絡頂けましたら、個別にアドバイスやコンサルティングさせて頂きますので是非ご連絡下さい。
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